[GENRE : LOUD ROCK]
今、ラウドロック・シーンの中でも最も意気盛んなバンドSiMがUNIVERSAL MUSICと契約しメジャー第１弾シングルをリリース。レゲエ・テイスト溢れる爆走ラウドロックである「Blah Blah Blah」はメジャー移籍で全く軟弱になってないことを実証した挨拶代わりの１曲。そして結成9年目にして初となる日本語詞を導入した「Same Sky」はとてもメロウでSiMの新境地といえる。SiM初体験のキッズを中毒にするに十二分なシングルが完成した。
（ムラオカ）

[GENRE :LOUDROCK SCREAMO]
前作『The Enemy Inside』に続いて、今作もPAPA ROACHやPARAMOREなど名立たるラウドロック・バンドを手掛けている名手David Bendethをプロデューサーに迎え、レコーディングも前作に引き続き現地で行われた意欲作。彼らの持ち味であるラウドでダイナミックなサウンドと、スクリームとメロディの美しいコントラストは更に際立っている。ここ最近は海外での活動が目立っていた彼らだが、その経験が最良の形で身を結んだ3rdアルバムだ。
（MAY-E）

[GENRE :ELECTROCORE，ELECTRO PUNK]
平均年齢23歳、エレクトロ／スクリーモ・バンドTHREE LIGHTS DOWN KINGSの2ndミニ・アルバムがリリース。ポップ・パンク、スクリーモをベースにエレクトロニカ、ダブステップ等を融合させたバンド・サウンドはよりEDM要素が濃くなり、ラウドでありながらもダンサブルだ。大胆にオート・チューンが取り入れられたヴォーカルが辿る、キャッチーなメロディは眩しいほどに鮮やかで強烈なインパクトを放っている。
（沖 さやこ）

[GENRE : METALCORE，METAL]
HER NAME IN BLOODの待望の新作『THE BEAST EP』がリリース。アルバム・ジャケットはIkepy（Vo）が“野獣”のような形相で仁王立ちというまさかのものであるが、彼のヴォーカリストとしての成長が色濃く反映されているこの作品に相応しいものであろう。AUGUST BURNS REDを髣髴させる超絶テクニカルなギター・パートや、奈落に落とされるかの如き極悪なブレイクダウン、ボリューム感満載であると同時に、キャッチーで非常に聴きやすく間口の広い作品だ。
（ムラオカ）

[GENRE : POP PUNK，ROCK]
洋楽パンクへの憧れとか、メロコアというガチガチの固定概念から自由になって、歌いたいことを表現できるようなバンドは数少なく、自由を掴んでいないバンドは、聴く者にも自由な感情を与えてはくれない。そんなモヤモヤからもがき出して、これまで出そうで出なかった渾身の“らしさ”を湛えた新作をVibedredはついに完成させた。一歩踏み出した彼らのサウンドは、輝きを帯びたエモーションと強さを握りしめた躍動感に溢れ、リスナーのハートを無限の自由へと解放してくれる。Vibedredの新しい旅はまだ始まったばかり。
（山本 真由）

[GENRE : SKA，PUNK]
今年こそ、スカコアの台頭を！世間が暗いんだから、音楽くらい楽しいことしたい！その名も“HAPPY HOUR”なんてド真ん中しか狙ってないストレートなSUNSET BUSの新作を聴いていたら、そんな気分になってきた。西海岸直系、とか言うとだいぶ格好つけたイメージだけど、絶妙な抜け感とポップネスが凝縮された彼らの楽曲には親しみやすさしかない(笑)。そんな西海岸の風を日本のライヴハウスに運んでくれる、ごゆるりパンク・バンドが、2013年のライヴ・シーンを賑わせてくれそうな予感！
（山本 真由）

[GENRE : ELECTRO，SCREAMO]
サイバー・トランスをフィーチャーしながらメタルやスクリーモをブレンドした独自のサウンドを掲げるsbpの2ndミニ。派手なトランスが目立つが、グロウル、スクリーム、クリーンを巧みに使い分けるVoを始め、各パートのスキルも高く、早くも完成の域に達している。ダブステップ、EDMを始めとしたデジタル・ネイティブな音が主流となりつつある現在のシーンの中で氾濫する、“流行りに乗ったエレクトロを取り入れたバンド達”とは一線を画す、本格的なサイバー・トランスを武器に、ラウド・シーンのデジタル・アイコンとなれるか。
（米沢 彰）