[GENRE : PUNK, SKA PUNK]
モッシュ・キッズを高ぶらせること、右に出るものなしの彼らが、またまたライヴハウスを熱狂させる新作を繰り出した。今作でも相変わらずの気持ち良いスピード感と、激しくもポップというスカコアの魅力を存分に爆発させた“ヘイスミ・ワールド”が、全編に渡って良い味を出している。実力派ライヴ・バンドであるHEY-SMITHらしいパワフルな楽曲の数々は、爽快感たっぷりの聴けばスカっとするストレス発散剤！ まだ彼らのライヴを体感したことがない人は是非、ライヴハウスに足を運んでみてほしい。
（山本 真由）

[GENRE : POST HARDCORE、SCREAMO]
約2年ぶりのリリースとなるLOSTのニューEP。今作はこのシーンのパイオニア的存在であるFACTも在籍するmaximum10に移籍しての第1弾となる。オーストラリアでのレコーディング環境も関係してか、今まで以上に海外の最新型ポスト・ハードコアに寄ったサウンド・プロダクションとなっている。またメンバーも特に気に入っているTrack.3「Blood and Chocolate」は00年代のミクスチャー・ロック的な懐かしいリフとグルーヴを現代風にアレンジした新機軸。ぜひチェックしていただきたい。
（ムラオカ）

[GENRE : SCREAMO、LOUDROCK]
2013年3月にリリースされたmaximum10のコンピ『MAYDIE!!』に提供した「The Life, The Death.」が初の全国流通となった彼らだが、スクリーモに通じるエッジが効いたこの曲は、耳の早いロック・ファンの間ですでに話題。その「The Life〜」を1曲目に据えた今作は、キレのあるスクリーモ・トラックを中心に、腰を据えたUSロックやバラードまで幅広く収録されている。また1つ期待度の高いバンドが現れた。
（ムラオカ）

[GENRE : MELODIC PUNK]
長崎発の3ピース・メロディック・パンク・バンド、SHANK。多くの若手実力派バンドがひしめく国内のパンク・シーンで、今最も勢いのあるバンドの1つだ。洗練されたメロディ・センスで味付けされた楽曲を武器に、ライヴハウスを暴れまわる彼らの今後の躍進を感じさせる新曲3曲と、POTSHOTのカヴァーという充実の内容の本作。コイツを引っ提げ巡業するツアーを経て、ますます鍛えられたSHANKが、フル・アルバムではどんな顔を見せてくれるのか、今から楽しみだ。
（山本 真由）

[GENRE : METAL]
メジャー・デビュー10周年を記念してリリースされるGALNERYUSのセルフ・カヴァー・アルバム。リリース当時に在籍していたYAMA-B氏から小野氏にヴォーカル・チェンジしたことで曲の持つ雰囲気が激変したことが一聴して判別できる。まさに現在の彼らが際限ない進化を遂げていることが分かる作品となっている。今秋には第2弾アルバムの発売も決定しているのでこちらもチェックだ。
（ムラオカ）

[GENRE : METAL]
新ヴォーカルRe:NO（リノ）を迎えた初のアルバムは、揺るぎない芯と新しい色が混ざり合う作風となった。ヒット・シングル「White Crow」の新録バージョン、オフィシャル・ブック付録DVD収録曲「Ground Angel」の初音源化も聴き所だが、サワが作詞作曲した「Misty Moon」、Re:NOが作詞作曲した「Scabby Heart」など、ソングライターが増えたことで、楽曲のバリエーションも自然と広がっている。歌や憂いを帯びたメロディ・ラインを強く訴えてくる曲調が並んだ1作だ。
（荒金 良介）