[GENRE : LOUDROCK]
前作『GET MORE!!』から11ヵ月ぶりとなるニュー・シングル。前作はROACHが持つ人懐こいポップ性に焦点を当てた開けた作風だった。ライヴでも違和感なく、セットリストにも馴染んでいたように思う。が、今作はある種バンドの原点に立ち返った攻撃的な音にシフトしている。表題曲は5年前からあったものらしく、イントロから雪崩れ込んでくる迫力漲る音像に背筋がビッと正される。曲調も贅肉を削いだストレートな潔さに満ち、それがまたとてもかっこいい。
荒金 良介【ライター】推薦

[GENRE : LOUDROCK, PUNK, REGGAE]
言わずもがな、BAD BRAINSのアルバム名から引用したと思われる表題にニヤッとする3rdミニ・アルバム。レゲエ色はより強く、生楽器以外の電子音などの比重も高くなり、かなり冒険心に富んだ仕上がりになっている。ただ、表現の幅や曲調のスケールは広くなっているにもかかわらず、SiMというバンドの個性や特徴はさらに深まった印象だ。彼らのアーティスト精神が作り込まれたアレンジや音色となって現れ、楽曲を躍動的かつスリリングなものにしている。
荒金 良介【ライター】推薦

[GENRE : LOUD ROCK, EMO, ALTERNATIVE]
BLUE ENCOUNTが満を持してメジャー・デビュー！その第1弾となる4曲入りEPは、彼らの魅力をこれでもかと詰め込んだ濃縮盤。とにかく、オープニング曲「MEMENTO」からぶっ飛ばされた。ギター・ロックとミクスチャーが正面衝突して、最後はウルトラC級に難易度の高い技で着地するみたいな曲調でビックリ仰天。音楽的バックボーンの広さは以前から承知済みだったけど、その自分たちのアイデンティティを臆せず1曲に封じ込めた勇気と技量に脱帽。
荒金 良介【ライター】推薦

[GENRE : HEAVY ROCK]
今年4月23日にSHIBUYA-AXで行ったワンマン・ライヴの模様を収めたDVDをリリース。なお、初回限定版は完全ノーカット映像、またメンバーによるスペシャル副音声付き仕様になっている。映像にはパイロの特殊効果から、派手なライティング、雪を降らせる演出、思わぬハプニングまで、バンド側が隠したいと思われるようなシーンすべてを収録しており、その赤裸々ぶりもAXマジックとして存分に楽しめる。今作はその意味でもぜひ初回限定版をお薦めしたい。
荒金 良介【ライター】推薦

[GENRE : LOUDROCK]
前作『EnFLAME』はKihiro（Vo）とKEN'ICHI（Dr）のユニットで作り上げたものだったが、今作はバンド体制で初めて作上げた音源。メンバー自身も“1stアルバム”と位置づけている通り、現4人編成の色合いがアルバムに遠慮なく投影されている。ラウド＆エレクトロを根幹に拳を握りしめてシンガロングしたくなるものから、ラップが入ったクラブ・ミュージック寄りの作風、アコギを用いた壮大なバラードまで、LOKAの懐の深さを示した1枚。
荒金 良介【ライター】推薦

[GENRE : EDM, ELECTRO]
若干18歳で雅-MIYAVI-のワールド・ツアーにDJとして同行し、ももクロや柴咲コウの音楽制作に関わるなど、多岐にわたって活躍してきたTeddyLoidの満を持してのフル・アルバム。SF的なコンセプトが前提にあり、ダンス・アルバムであると同時に、ロック的な聴きかたも楽しめる隙のない作品だ。彼のバックボーンにあるフレンチ・エレクトロと最新のEDM、更にはクラシック音楽を絶妙に融合させており、ここまで情報量が多いダンス・アルバムは稀少。
KAORU【ライター】推薦

[GENRE : LOUDROCK, SCREEMO, GIRLS ROCK]
2008年結成、2010年より現体制となった東京中心に活動する5人組、Take ambulanceが2ndミニ・アルバムをドロップ。約1年半ぶりのリリースとなる今作は全曲日本語詞という新境地を開拓しており、彼女たちの“決意”を感じ取れる1枚。エモーショナルな楽曲乗せた女性リード・ヴォーカル、Yukieの艶やか且つ力強い歌声と前向きで等身大の歌詞はスクリーモやポスト・ハードコアというジャンルの縛りから解放され、多くの人々の心に響くはず。
田村 公平【ライター】推薦

[GENRE : HEAVY METAL]
約1年半ぶりに届いたニュー・アルバムは、前作『四季彩』とは対極に位置する作品かもしれない。今作の「メメント・アビス」に"The abyss in essence"という歌詞がある。深淵にこそ精髄あり、という意味合いだろう。バンドの根底に眠る音楽性にフォーカスを絞り、コアな部分を掘り下げた鋭い音色を突きつけている。内容的にはバラエティに富んだ作風が並ぶものの、作品全体を通してヘヴィかつメロウな色合いが浮上している。赤裸々な歌詞も必読。
荒金 良介【ライター】推薦

[GENRE : NU-METAL, LOUDROCK]
SLIPKNOTの1stアルバムのオープニングを彷彿とさせるイントロで幕を開ける本作は、'00年代のニューメタル、ラウドロック全盛期の空気そのまんまのヘヴィネスとマッドネスをプンプン匂わせながら、自らのサウンド・スタイルが最後まで貫き通された1枚。初期のSLIPKNOTやMUDVAYNEのサウンドにも通じるグルーヴ感と荒々しい音の粒が、脳みそにダイレクトに擦り込まれていくような感覚にも襲われる。地道に活動の幅を広げる彼らの今後に期待。
米沢 彰【ライター】推薦

[GENRE : MELODIC DEATH METAL]
すでに海外を含めて高い評価を獲得している本作はDISARMONIA MUNDIばりのメロデスを基調にしながらも日本的なメロディとキャッチーなサビが効いたオリジナリティ溢れる作品に仕上がっており、そのサウンドの完成度の高さはもはや世界基準！ 3ピースの最小構成ながらテクニカルでエモーショナルなギター・ワークを中心に、テクニックに偏重し過ぎず様々なプレイ・スタイルを聴かせる彼らのサウンドは超本格派で、洋楽志向のリスナーにも十分に響くはずだ。
米沢 彰【ライター】推薦