オフェリー・ガイヤール/『ロンドンの夜』

2022年03月24日 (木) 15:45 - HMV&BOOKS online - クラシック



ガイヤールが描く、18世紀ロンドンの音楽界
心奪われるようなガイヤールのしなやかで美しい音色。ピオーもゲスト参加!


オフェリー・ガイヤール。フランスの女性チェロ奏者として、その繊細かつふくよかな音色と音楽、さらに凝ったコンセプトのCDで聴き手を魅了しつづけています。今回のテーマはロンドン。ロンドンには特別な思い入れがあるというガイヤール。「Dreams」を録音したのはアビー・ロード・スタジオで、デュ・プレと同じマイクを使って録音したこと、あるいはマンチェスターでのチェロ・フェスティヴァルでシュタルケルに出会ったことなど、ロンドンや英国に滞在する時にはいつも素敵なことがおこるそう。
 そんなロンドンには、かつてより多数の音楽家たちが住み、活躍していました。1700年代にはヘンデルをはじめ、ジェミニアーニ(ヴァイオリン奏者として有名ですが、チェロ・ソナタ 作品5の存在でチェロの音楽史でも重要視されています)、ポルポラ(ファリネッリやハイドンの師で、晩年はオペラから離れ、チェロの音色に声楽性を発見し、素晴らしいチェロ協奏曲を完成させました)ら、実に多くの音楽家がロンドンにひしめきあっていました。また、スコットランド出身のオズワルドはロンドンに移り、チェロ奏者でありましたが、ジョージ3世の作曲家として使え、スコットランド民謡を主題にした作品を多く書きました。またジェミニアーニもイギリス民謡の香りが色濃く感じられる作品を書いています。
 ガイヤールとプルチネッラは、当時のロンドンのこうした活気や熱気に満ちた作品を一晩の演奏会のように仕立て、私たちに提示してくれています。ガイヤールの音色にうっとり、さらにゲスト参加しているピオーのヘンデル『アルチーナ』のアリアの素晴らしさ。豪華声楽陣のゲスト参加も、この1枚をひときわ豪華なものにしています!(輸入元情報)(写真 輸入元提供)

【収録情報】
1. オズワルド:彼女は何も着ていないときがいちばんかわいい(ソロ・ヴァージョン)
2. アヴィソン:ラルゴ(スカルラッティにもとづくコンチェルト・グロッソ第5番より)
3. ジェミニアーニ:合奏協奏曲ニ短調 H.143『ラ・フォリア』
4. ヘンデル:シンフォニア(セルセ HWV.40より)
5. ポルポラ:チェロ協奏曲ト長調 INP18
6. ヘンデル:わたしの痛みを信じてください(Credete al mio dolore)(アルチーナ HWV.34、第3幕より)
7. ヘンデル:合奏協奏曲変ロ長調 Op.3-2, HWV.313より第2楽章
8. ハッセ:フーガ(グラーヴェ)ト短調
9. チッリ:チェロ協奏曲第2番ト長調 Op.14-2
10. オズワルド:The Murrays March
11. オズワルド:My Nanio
12. オズワルド:彼女は何も着ていないときがいちばんかわいい(アンサンブル・ヴァージョン)
13. ジェミニアーニ:音楽芸術における良い趣味の理論より『夜が静かに毛皮をまとい(The night her silent sable wore)』
14. オズワルド:パンチボウルの底
15. ジェミニアーニ:音楽芸術における良い趣味の理論より『ベッシー・ベルとメリー・グレイ(Oh Bessy Bell and Mary Gray)』
16. ヘンデル:聖チェチーリアの祝日 HWV.76より『音楽が元気づけたり鎮めたりすることのできない感情があるだろうか?(What passion cannot music raise and quell!)』


 オフェリー・ガイヤール(チェロ/1737年製フランチェスコ・ゴフリラー、指揮)
 サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ:6)
 ラケル・カマリーナ(ソプラノ:16)
 ルシール・リシャルドー(メゾ・ソプラノ:13,15)
 ガブリエル・ピドゥ(オーボエ:7)
 プルチネッラ(アンサンブル)

 録音時期:2021年9月27-30日、2022年1月30日
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
『ロンドンの夜』 オフェリー・ガイヤール&プルチネッラ、サンドリーヌ・ピオー、他

CD輸入盤

『ロンドンの夜』 オフェリー・ガイヤール&プルチネッラ、サンドリーヌ・ピオー、他

価格(税込) : ¥3,289

会員価格(税込) : ¥2,862

まとめ買い価格(税込) : ¥2,467

発売日: 2022年04月14日

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