アントニーニ&バーゼル室内管/ハイドン:交響曲第33、53、54番
2023年07月21日 (金) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
金管・打楽器が映える充実編成! 中期作を中心にハイドンの真価に迫る
作曲家生誕300周年となる2032年までに「交響曲の父」ハイドンが残した107曲もの交響曲を全て録音してゆく「HAYDN 2032」シリーズでは、指揮を務めるジョヴァンニ・アントニーニ自身のグループであるイル・ジャルディーノ・アルモニコと共に、古楽器を使いこなし瑞々しい演奏を聴かせるバーゼル室内管弦楽団も既に多くの名演を聴かせてくれています。
第14弾の演目に選ばれたのは、作曲家の生前から高い人気を誇り、19世紀半ばに『帝国(L'Imperiale)』の綽名が添えられた交響曲第53番をはじめ、トランペットとティンパニが添えられ勇壮な響きが堪能できる中期の充実作3編。当初は契約により、エステルハージ侯爵家のために書いた作品の宮廷外での発表を禁じられていた宮廷楽長ハイドンでしたが、この頃には主君の計らいもあってパリやロンドン、アムステルダムなど大都市を中心に多くの作品が各地でさかんに演奏されるようになり、急速に国際的な知名度を築きつつあった時期でした。短期間のうちに何度か手直しされ序奏や金管パートの拡張があった第54番、初期作品では異例とも言える大編成をとる第33番に加え、第53番フィナーレの異稿としても使われた人形音楽劇のための序曲も収録。舞台音楽でも経験を積みつつあったハイドンの真相に迫ります。
今回もアントニーニ自身のコメントや最新研究を踏まえた作品解説などライナーノートも充実(英、仏、独語)。(輸入元情報)
【収録情報】
ハイドン:
● 交響曲第53番ニ長調 Hob.I:53『帝国』
● 交響曲第54番ト長調 Hob.I:54
● 交響曲第33番ハ長調 Hob.I:33
● 序曲 ニ長調 Hob.Ia:7(人形音楽劇『ゲノフェーファ 第4部』(本編は音楽消失)のための序曲、交響曲第53番の異版終楽章に転用)
バーゼル室内管弦楽団(古楽器使用)
ジョヴァンニ・アントニーニ(指揮)
録音時期:2021年3月〜10月
録音場所:スイス、バーゼル、ドン・ボスコ
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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