【発売】ガイヤール、プルチネッラ・オーケストラ/『ナポリ!』(2CD)

2023年10月02日 (月) 18:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


思わず踊りだしたくなるような湧き出すリズム、音楽
人気チェロ奏者、ガイヤールによる「ナポリのバロック」!


センシティヴな音色と表現、そして凝ったプログラムでいつも聴き手を幸せにしてくれるガイヤール。今回彼女が取り上げたのはバロックのナポリ。タンバリンの軽やかにしてエキゾチシズムも感じさせる音色に続いて、ガイヤールが縦横無尽に『ラ・フォリア』を奏でるというディスク冒頭から一挙に世界に引き込まれます。
 これまでにも『ロンドンの夜』やマドリードを舞台にした『ボッケリーニ作品集』など、ひとつの町をテーマにしたアルバムを発表してきたガイヤール。今回は「チェロという楽器の隆盛を理解するうえで避けて通れない町」ナポリを取り上げました。18世紀後半のナポリでは街角でナポリの民謡が歌われ、その傍らにはマンドリンやヴァイオリン、そして打楽器が伴奏しているという風景がよく見られたようです。ガイヤールもこの雰囲気を再現したいと考え、音楽学者にも協力をあおぎながらプログラムを組んだということです。タランテラやラ・フォリアのフォークロアの味わいあり、そして当時のヴァイオリン奏者だったニコラ・ヴィオレンツァによる超絶技巧の協奏曲ありとヴァラエティにとんだ内容です。今回もピオーを始めたとした声楽陣もゲストに迎え、バロック時代のナポリの町に迷い込んだような楽しい気分になれるアルバムとなっています。ガイヤールのチェロの音色がますます磨き上げられいることにも感じ入る演奏です。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
1. ディエゴ・オルティス:『ラ・フォリア』に関する8番目と4番目のリチェルカーダ
2. ニコラ・マッテイス:プレリュード(ヴァイオリンのためのアリア集 第2巻より)/スカラムッチャ(ヴァイオリンのためのアリア集 第1巻より)
3. アンドレア・ファルコニエーリ:La suave melodia & su corrente(カンツォーネ集 第1巻)
4. A.スカルラッティ:チェロ・ソナタ第1番ニ短調
5. ドメニコ・ナタレ・サッロ:Sapro ben con tanto piangere (San Ermenegildo)(涙を流して私は知るだろう)
6. ニコラ・フィオレンツァ:チェロ協奏曲第1番ヘ長調
7. ジュゼッペ・ボンノ:Non turbar quand'io mi lagno(悲しむ私を惑わせないでください)
8. エマヌエーレ・バルベッラ:アルレッキーノ、アルレッキネッサ、ロゼッタとプルチネッラ・ソナタ
9. 作曲者不詳:タランテラ『ラ・ヴァルブレッラ(傘)』

Disc2
10. アンドレア・ファルコニエーリ:セニョーラ・ドーラのフォリア
11. ニコラ・マッテイス:もうひとつのサラバンド(ヴァイオリンのためのアリア集 第1巻より)/ジーグ(ヴァイオリンのためのアリア集 第1巻より)
12. フランチェスコ・コルセッリ:聖木曜日の第2の哀歌
13. フランチェスコ・ドゥランテ:協奏曲第2番ト短調
14. フランチェスコ・アルボレア(フランチスケッロ):チェロ・ソナタ第1番ニ長調
15. レオナルド・レオ:チェロ協奏曲ニ短調 L.60
16. ニコラ・ポルポラ:Tu spietato, non farai(冷酷なあなたはしないだろう)
17. サルヴァトーレ・ランゼッティ:チェロ・ソナタ第7番 ト長調 op.1
18. ポルポラ:Fiero il ciel balena intomo(誇らしげに空が渦を巻く)(テミストーデ)
19. ジョヴァンニ・バッティスタ・ペルゴレージ:ヴァイオリン協奏曲変ロ長調〜ラルゴ
20. ニコラ・ポルポラ:Se morrai per me(私のために死ぬなら)
21. マッテイス:アリア・マリンコニカ(ヴァイオリンのためのアリア集 第1集より)/ジーグ(ヴァイオリンのためのアリア集 第1集より)

 オフェリー・ガイヤール
(チェロ/1737年製ゴフリラー、ピッコロチェロ/オランダ製、製作者不明)
 サンドリーヌ・ピオー(ソプラノ:5,12)
 マリーナ・ヴィオッティ(メゾ・ソプラノ:7,16)
 ルアン・ゴエス(カウンターテナー:18,20)
 プルチネッラ・オーケストラ

 録音時期:2023年5月15-17日
 録音方式:ステレオ(デジタル)
 世界初録音(5,8,18)

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