コルトレーンが、スタンダード曲を演奏したアルバム。エンディングの「バット・ノット・フォー・ミー」のテナーのアドリブは、メロディを奏でているように、美しく力強い。後半のテーマを吹き終えた後も、吹き足らんとばかりに、また、アドリブを続けるコルトレーンが、求道者のよう。スタンダードに、新たな命を吹き込んでいるように感じる名盤。

レッド・ガーランド・トリオをリズム隊に、親しみやすいメロディの曲を収めた好盤。「グッド・ベイト」といったほのぼのとした曲や、名バラード「アイ・ウォント・トゥトークアバウト・ユー」等収録した、フリーを演奏する前の分かり易いトレーンのアルバム。　

麻薬を買う金欲しさに、ブルーノートと単作契約し、作成したやら、アルバム製作の契約を交わし、契約金を貰いながら、契約履行しなかった為、後年吹き込まれた等、とんでもない逸話のあるアルバム。そのようなアルバムにしては、出来すぎの内容。近年、ブルートレインの別テイクが発掘され、そのテイクが収められたＣＤが早く出ないかと思います。

２０年程前の日本プレス盤、ゴールドＣＤ、リマスターＣＤ、ボックス。良い（好い）作品なのは十分理解の上での愚問「２０万円出してガラスＣＤ買うならオリジナル盤探す（欲しい）でしょ？」（違いの解らない男の独り言）

これに収録されているMy Favorite Thingsは最初SelflessnessというタイトルのＬＰに収録されて発売された。１９６７〜８年頃だったと思うが、大学２〜３年生だった私は発売されたばかりの輸入盤のこのＬＰをすぐに購入して、友人と一緒に高田の馬場のジャズ喫茶に持ち込んでかけてもらった。この演奏が始まって暫くするとザワついていた店内がシーンと静まり返り、最後の「ジョン・コルトレーン、マッコイ・タイナー・・・」のアナウンサーの声が終わると店内で一斉に拍手が沸き上がったのを覚えている。演奏中のＬＰはジャケットがカウンターに飾っ

つづき、演奏中のＬＰはカウンターにジャケットがかざってあるのだが、客の多くがこのＬＰのタイトルをメモしていた。私が聴いたジャズの演奏史上、空前絶後と言っても過言ではない圧倒的演奏。これを上回るインプロヴィゼイションはその後一度も聞いたことがない。

演奏はともかく，これ明らかにピッチが遅い。演奏は最高だが，商品としてはいまいち。

死んだら、がん桶に入れてもらいたい愛聴版の一枚です。

彼の演奏でもっとも素晴らしい演奏は、ここに収められている、I　WANT　TO　TALK　ABOUT　YOUであると断言できる。カルテットの演奏が静まり、コルトレーンのみのソロインプロに入るが、あまりにも素晴らしく鳥肌が立つ。この部分は、BARKLEY音楽院で採譜し、教授されている。かつての盤では音源が悪かったが、この盤とEUROPEAN　TOURSは大丈夫だ。1963．10．23　conserthusetの演奏。最高をはるかに超える演奏が、ここにある。

もし、タイムマシンが実現したならば今すぐにでも６１〜６３年に旅立ち、コルトレーンのこのライブ演奏を聴いてみたい！これだけ凄いプレイをしていたことに圧倒され、改めて感動する。特にＤＩＳＣ１のドルフィーの存在感に脱帽。ＪＡＺＺはやっぱりライブに限る。 ★★★★★最高！★★★★★