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今月のレコメンド:THE STARBEMS「VANISHING CITY」
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[2014年11月12日発売]
ex-BEAT CRUSADERSの日高央(ヒダカトオル)を中心に、ex-毛皮のマリーズの越川和磨らが参加する実力派PUNKバンド“ THE STARBEMS”待望の2ndアルバム!
THE STARBEMS 日高央による「VANISHING CITY」セルフライナーノーツ
01. Working Youths
THE STARBEMS流ワーク・ソングです。このアルバムをひとりでも多くの人に“日々のサントラ”としてもらうべく、シンガロングな楽曲で幕開けしようと思って制作しました。“俺的なTHE BLUE HEARTS”みたいなニュアンスに初挑戦した曲でもあるので、拳を振り上げながら一緒に歌ってもらえたら嬉しいです。
02. Sublime
“年齢と共にBPMも上がるパンク・ロッカーがいてもいいんじゃないか?”という思いから着想した、アルバム中最高BPM(約250)をマークする曲。流麗なサビになるよう配慮しつつ、途中にブレイクダウン・パートも挟んでいるので、スラッシュにもメロディックにも、そしてハードコアにもグラインド的にも楽しめると思いますので、身体を動かしながら聴いてほしいです。
03. Let Lights Shine
シングル・バージョンは今年3月にテキサスで開催された音楽見本市SXSW(通称:サウス・バイ・サウスウエスト)に参加した際に現地でレコーディングしたのですが、サポート・ベースに元ASPARAGUSの潤(山下潤一郎)を迎えて機材を一新したため(TCエレクトロニクスのベース・アンプ)、低音の鳴りがよりモダンに変わったので、アルバムの中で浮かないようにアルバム・バージョンとして新録。結果、よりワイドでラウドに生まれ変わりました。
04. Vanishing City
90’sのラウドロックやラップコア……RAGE AGAINST THE MACHINEやKORN、RED HOT CHILI PEPPERSやLIMP BIZKIT的なサウンドが個人的に再ブームだったので、ヒップホップ風バウンシーなリズム+パンクな曲として制作。拡がり感のあるサビに突入できるように、AメロやBメロはわざと突っ込んだ感じに録っています。
05. The Midnight Sun
自分のキャリアも長くなったので、そろそろいろんなリズムでパンク・サウンドを構築できなければ男じゃないっ! と思い、頭打ちのリズムで疾走感を持つ楽曲をイメージして制作しました。この曲も途中にブレイクダウン・パートを入れて、一筋縄ではいかない、オリジナリティ溢れるラウドな曲になったと思います。
06. Pitfalls
Track.3と同じく、アメリカで録音したシングル・バージョンだと低音が軽く感じてしまったので、アルバム用に新録しました。ギター群のワイド感が拡がり、ボトムの低音も迫力が増したと思います。ヘッドホンで聴くとより顕著に違いがわかるかと。ちなみにシングルでは西くんとゴスケでギター・ソロをハモっていましたが、今回はより疾走感を出すために、西くんがひとりでダビングしています。
07. Sweet Nothing Blues
昨年の1stアルバムの時点では、震災以降の社会に対して怒りが充満していたので、明るい曲やセンチメンタルなメロディをボツにする傾向にあったのですが、1年半経って余裕も出てきたし、何よりキャッチーなメロディが武器のバンドだという自負もあるので、思いっきりおセンチな曲にしました。とはいえ2ビートの性急感やラウドさを失わずにできたと思いますので、ライヴでも楽しんで欲しい1曲です。
08. Dinosaur Boy
これも1stの時点ではボツにしていたであろうメロディアスさの曲で、もともとはDINOSAUR Jr.のようなグランジ再評価のつもりで作りました。2ビートなどいろいろなリズム・パターンを試してみましたが、結果グランジに少しノイズ感をプラスすることで、全く新しいパンク・サウンドになったと思います。
09. Vengeance Sea
80’sハードコアの2ビート感、いわゆるDビート的なニュアンスの曲として制作。オールドスクールなハードコアの男らしさと、モダンなサウンドの融合を目指し、アレンジ面でもいろいろ試行錯誤しました(キックの位置やギターの刻み等々)。結果アルバムの中でも1、2を争うデモーニッシュな感じが出たので、ストレス発散にピッタリです。
10. Everybody Needs Somebody
これも1stならばボツにしたであろうポップな1曲。甘くなりすぎないようにシャウト・コーラスを多用し、さらに今まで禁じ手にしていた“ウォーウォー”コーラスも活きにしました(ウォーウォーを使わずにシンガロング感を出せたらいいなと思っているので)。結果、男臭さが倍増しつつ、明るいポップさも出せたので、自分的にも新機軸な1曲だと思います。
11. Burning Heart
90’sバウンシーなラウドロック曲その2です。跳ねるビートに人数感のあるコーラスは90’sの定番だったと思いますが、そこに2000年代以降のエモいメロディを重ねることで、THE STARBEMSらしい新しい側面が出せたと思います。間奏にはベース・ソロもあり、サポート・ベース潤の見せ場的な1曲でもあります。
12. Pig Ministry
個人的再ブームその2は80’s後半からのインダストリアル系……NINE INCH NAILSやWHITE ZOMBIE、MINISTRY等、硬質なマシン・ビートに叙情的なメロディを載せたバンド群の感じを出しつつ、PIG DESTROYERなどグラインド的な怒涛の展開をイメージして制作。曲タイトルもそれらのバンドへのオマージュになっています。
13. Evening Star / Morning Star
そもそもウルトラセブンに登場する哀しき怪獣“ギエロン星獣”からバンド名を取っているので、歌詞の世界観の中にもウルトラセブン感を強調したかったのですが、セブン最終回“史上最大の侵略”での主人公モロボシ・ダンの別れのセリフにインスパイアされた楽曲です。この曲もおセンチすぎないようAメロでの男臭さを強調したので、サビの切なさとのギャップに萌えながら聴いてもらえたら嬉しいです。
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