[GENRE : ELECTRO、LOUDROCK、SHOCK ROCK]
活動休止期間を経てリリースされた新作は、“新生ギルガメ”に相応しいインパクトのある3曲が収録。音圧の高いブリブリのダブステップが刺激的なダンスロック「INCOMPLETE」に、STATIC-Xやマリマン的な2000年代デジタル・ロックと最新型ダブステの異なる類のシンセを同居させた「Limit Break」もアツい。またこの曲ではギルガメ初のブレイクダウンも導入されている。大きくラウド・ミュージックにシフトした彼らは必見！！
（ムラオカ）

[GENRE : METALCORE、ELECTRO、LOUDROCK]
傑作『ZION EP』リリース以降、世界を股にかけ活躍するエクストリーム・ミュージック日本代表“Crossfaith”。今作は彼らが世界を相手にツアーを行って得た経験や刺激がダイレクトに反映された作品といえる。従来のサウンドが基盤にありつつも、Koieのクリーン・ヴォーカルへの挑戦や女性ゲスト・ヴォーカルの起用、Teruのスクラッチ・プレイが聴けるミクスチャー・トラックなどバラエティに富んだ作品。ネクスト・レベルに向かう気概を十二分に感じさせる渾身の力作である。
（ムラオカ）

[GENRE : ROCK，LOUDROCK]
約2年振りのフル・アルバム。タイトル通りロックに特化した過去最高にラウドでヘヴィな作品。3ピースとは思えない重厚なサウンドは、エモからメタル的なアプローチ、攻撃性を帯びたミディアム・ナンバー、疾走感溢れるストレートな楽曲、バラードなど非常にバラエティに富んでいる。ラストまで絶えず、3人の奏でる音にもJUONの歌声にも、音楽に対するまっすぐで純粋な思いが溢れている。
（沖 さやこ）

[GENRE : ROCK、 PUNK、 EMO]
従来から持っていたパンク、オルタナ・ロックの匂いも残しつつ、今作ではグッド・メロディを追求した芯の太いロック・アルバムに仕上がっている。また4人の演奏以外にもピアノ、ヴァイオリンなどを導入し、エッジ感とドリーミーなサウンドをうまく融合させている点も素晴らしい。酸いも甘いも描いた歌詞は、最終的に明るい希望へ向かおう、と欲する強いメッセージが感じられる。できれば、楽曲と歌詞の両方を味わってほしい。いい作品だ。
（荒金 良介）

[GENRE : POP PUNK、PUNKROCK]
結成10周年記念企画第1弾としてカヴァー・アルバムを制作。BLUR、OASIS、MR.BIGなど超有名バンドの代表曲とも言える名曲中の名曲のカヴァーに挑戦している。POP DISASTER流ポップ・パンク的アレンジは、原曲をぶっ壊すというよりは曲に寄りそっている印象が強い。5人の愛情溢れる音色はとにかく爽快。過去と未来を今で繋ぐカヴァー・アルバムだ。
（沖 さやこ）

[GENRE : EASYCORE、POP PUNK]
2012年結成の彼らは、試聴サイトにアップしていたメタルコア・デスコア的なサウンドが話題になっていたが、今作では西海岸ポップ・パンクの影響を感じさせるイージーコアへと変化を遂げた。軽快なギター・リフと、キャッチーなメロディ、草食系な歌詞が相まってアメリカの学園モノ映画のような甘酸っぱい青春ポップ・パンクに仕上がっている。メンバーそれぞれインディーズ・シーンでのキャリアを積んでおり、一聴しただけでは洋楽かと思うほど楽曲のクオリティが高い。
（篠崎 祐介）

[GENRE: ROCK]
実力派メロディ・メイカーとして人気を博した国産エモ・パンク・バンド、WRONG SCALEの大西俊也(Vo/Gt)を中心に結成された彼ら。本作は、きらびやかで透明感ある旋律がエモーショナルでありつつ、しっかりとしたテクニックに基づいたグルーヴとスケール感が強く押し出されている。緩急のしっかりとした楽曲構成もドラマティックな、じっくりと聴き込みたい作品に仕上がっている。
（山本真由）

[GENRE: MELODIC PUNK]
先行シングル「ダーリン」の軽快なリズムにのって語られる温かな感情、同じくシングル曲「サウンド」の王道メロディックの潔さ。そして個人的なオススメは、Track.8「Mr. D」。合唱パートとハンズ・クラップ、ライヴで盛り上がりそうなイメージがバッチリ浮かぶ、爽快なナンバーだ。他のパンク・バンドには真似出来ないような優しいバラードあり、ファストなメロディック・パンクあり、それぞれ違ったカラーを持った楽曲で、満腹にさせてくれる。
（山本 真由）

[GENRE: MELODIC PUNK]
knotlamp、突然の活動休止……ファンにとっては、あまりに衝撃的なニュースだった。しかし、爽やかで前向きな歌詞、アッパーでダンサブル、疾走感のあるパワフルなメロディ、美しいコーラス……どれをとっても最高傑作と言うべき充実した楽曲の数々。ライヴでも盛り上がること間違いなしのキャッチーなキラー・チューン揃いの本作を聴いたら、これが決して後ろ向きな最後ではないことがわかる。深い感謝と新たなスタートを感じさせる、力強いメッセージが詰まった1枚だ。
（山本 真由）

[GENRE : METAL]
10周年企画として今年の5月に発売されたセルフ・カヴァー・アルバム第1弾に続く第2弾としてリリースされる今作は、過去の代表曲、そして隠れた名曲たちが、現メンバーによるアプローチで、恐らくロック・バンド史上初の試みである歌詞も曲のタイトルも劇的に一新。さらにはメロディもより魅力的なものへとブラッシュアップしている。なお今作には昨年開催された“UNDER THE PROMISED FLAG" TOURからのライヴ映像収録のボーナスDVDが付属。
（ムラオカ）

[GENRE : HARDCORE、METALCORE、アニソン]
16歳のアニソン・シンガー・鈴木このみの4thシングル。注目はTVアニメ「私がモテ ないのはどう考えてもお前らが悪い！」オープニング曲の作詞、アレンジ、演奏にオタイリッシュ・デスポップ・バンド、キバオブアキバが全面的に関わり、これが見事なコラボ・チューンに仕上がっている。鈴木のキュートでエモーショナルな歌声を存分に引き出し、ふとし(Vo)と絶妙な掛け合い見せているところは大きな聴きどころだ。音楽畑は違えど、こうした異種格闘技ならどんどんやってほしい！
（荒金 良介）

[GENRE: MELODIC PUNK]
青春パンク最前線！10周年の節目を迎えたNorthern19が放つ、自身初となるミニ・アルバム。敢えてその集大成を7曲に絞ることによって、捨て曲なしの渾身の1枚に仕上がっている。丁寧な演奏と感情豊かなヴォーカルが重なり合い、キャッチーでメロディアスな、どこを切ってもNorthern19らしい楽曲ばかり。それぞれの歌詞も、これまでのバンド生活の中で経験した様々なストーリーを感じさせる、メモリアル的なものになっている。まさにアニヴァーサリーにぴったりの1枚。
（山本 真由）

[GENRE : POST HARDCORE、SCREEMO]
オハイオ州デイトン出身のクリスチャン・ポスト・ハードコア・バンドによる5枚目のフル・アルバムは彼らの持ち味は残しつつも楽曲にバリエーションが増し振り幅が広がっている。ストーナー・エッジで全編激重スクリームな曲から、アグレッション全開な展開にキャッチーなクリーン・ヴォーカルが突き刺さる従来に近いタイプ、さらにはDEFTONESやRADIOHEADすら想起させるエクスペリメンタル・ロック・テイストなものまでをも収録。
（ムラオカ）

[GENRE : EMO、ROCK、POP PUNK]
オーストラリアの5人組、TONIGHT ALIVEが2ndアルバムをリリース。作曲期間は2年に及び、収録されている楽曲も定期的なツアーの合間に作られたものがほとんどのようだ。それもあってか、キャリアのあるバンドとの共演を数多くこなした力強さが作り出した、無理な背伸び感のない等身大のエモ・サウンドが冴え渡る。歌詞はJennaのパーソナルな部分に触れていたり、とてもシリアスな内容の歌詞もあるとのことで、詞曲共に彼らの人間性に迫る作品とも言えよう。
（沖 さやこ）

[GENRE : EXTREME METAL]
COAL CHAMBERの再結成を経て再びDEVILDRIVERとして放たれる6枚目のオリジナル・アルバム。ロードランナーから移籍して心機一転といったところだろうか、これまでに培ってきたグルーヴィでエッジが際立つエクストリーム・メタル・サウンドに、メロデスの要素がふんだんに取り入れられているのだが、それはあくまでDEVILDRIVERのフィルターを通したオリジナリティを追求したもの。溢れんばかりのエネルギーが漲る、スーパーパワフルなメタルが聴きたければ、絶対に聴くべき１枚！
（KAORU）

[GENRE :ROCK]
35年に及ぶキャリアを誇るベテランながら、目覚ましい活躍を見せるGary Numanが新作をリリース。アグレッシヴという言葉がふさわしい現在の活動は、パンクの時代、シンセ・オリエンテッドな近未来ロックを奏で、その後のテクノ、エレポップ、サイバー・パンクの先駆けとなったNumanがシンセのみならず、ヘヴィなギター・サウンドも使い、エレクトロニックかつインダストリアルなロック・サウンドを奏でている。思いきって、Crossfaithのファンにも薦めてみたくなる1枚だ。
（山口 智男）

[GENRE: METAL、SCREEMO、METALCORE]
BULLET FOR MY VALENTINEのMutt Tuck率いるAXEWOUNDにMikeが在籍してることでも有名なGOTK。近作は、ATTACK ATTACK!やASKING LEXANDRIAなどポスト・ハードコア、スクリーモ・バンドの多くのヒット作を生み出しているJoey Sturgisをプロデューサーに迎えたことで、BFMV的なメタルの影響も感じさせつつ、よりモダンなポスト・ハードコア・サウンドにブラッシュアップされている。
（ムラオカ）