アーポ・ハッキネン/バッハ:フーガの技法
2024年02月28日 (水) 17:00 - HMV&BOOKS online - クラシック
アーポ・ハッキネン/バッハ:フーガの技法
ボブ・ヴァン・アスペレンやピエール・アンタイに師事し、今や北欧を代表する古楽鍵盤奏者・指揮者として目覚ましい活躍を繰り広げるハッキネンが『フーガの技法』を録音しました。ハッキネンはバッハの死後出された出版譜ではなく1740年代に書かれた自筆譜の順番で演奏しており、その理由を「作品の持つ周期性と対称性がわかり易いから」としています。同時に、部分的には出版譜の解釈を採用し、未完のコントラプンクトゥス14は含まず、古風なコンソート・スタイルに通じるコントラプンクトゥス12はヴィオール・コンソートで(ハッキネンは参加せず)、トリオ・ソナタの書法を採り入れたコントラプンクトゥス13はヴァオリンとチェンバロのデュオで演奏しています。
使われた楽器はアンドレアス・ルッカースが1614年に製作した2段鍵盤のオリジナルで、後に作曲家ジョン・ブロウの手に渡り、ヘンデルも演奏した記録も残っています。録音で聴くと、非常に豊かな響きを持つ楽器のようです。原盤ブックレットの作品解説にはバッハの伝記作者でもある音楽史家フィリップ・シュピッタ[1841-1894]が1880年に書いたものを採用しています(英語・ドイツ語)。(輸入元情報)
【収録情報】
● J.S.バッハ:フーガの技法 BWV.1080
01. コントラプンクトゥス I
02. コントラプンクトゥス III
03. コントラプンクトゥス II
04. コントラプンクトゥス IV
05. コントラプンクトゥス V
06. コントラプンクトゥス IX(alla Duodecima 12度)
07. コントラプンクトゥス X(alla Decima 10度)
08. コントラプンクトゥス VI(per Diminutionem in Stylo Francese フランス風の縮小)
09. コントラプンクトゥス VII(per Augmentationem et Diminutionem 拡大と縮小)
10. コントラプンクトゥス VIII
11. コントラプンクトゥス XI
12. コントラプンクトゥス inversus XII
13. コントラプンクトゥス inversus XIII
14. カノン(alla Ottava 8度)
15. カノン(alla Decima 10度)
16. カノン(alla Duodecima 12度)
17. カノン(per Augmentationem in Contrario Motu 拡大及び反行形によるカノン)
アーポ・ハッキネン(チェンバロ/1614年アンドレアス・ルッカース製:01-11,13-17)
レ・ヴォワ・ユメーヌ(ヴィオール・コンソート:12)
アンナ・ゲベルト(ヴァイオリン:13)
録音時期:2023年10月30日〜11月1日
録音場所:フィンランド、Nagu Church
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
12のみ「Atma Classique」原盤(ACD22645)
録音時期:2012年3月
録音場所:Eglise Saint-Augustin, Mirabel, Quebec, Canada
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
収録時間:80分
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