シュティレツ&チェコ室内フィル/ヴラニツキー:管弦楽作品集第6集

2023年06月27日 (火) 13:00 - HMV&BOOKS online - クラシック


ヴラニツキー:管弦楽作品集 第6集〜舞台作品の序曲、音楽集

モラヴィア出身の作曲家パヴェル(パウル)・ヴラニツキー。20歳の時にウィーンに移住し、ハイドンやモーツァルトと交流を深めウィーン楽壇における重要な作曲家になった彼は、皇帝フランツ2世の妻マリア・テレジアのお気に入りとなり、彼女からしばしば宮廷の祝典音楽や舞台作品の作曲を依頼されました。現存している彼の数少ない舞台音楽の楽譜にはどの表紙にも「シンフォニア」のタイトルが付いており、これは彼にとって大きな仕事であった交響曲の制作と同じように重要であるという意味が込められているようです。そこには各幕のための序曲や行進曲などが含まれており、実際、後に彼はこれらを素材として交響曲を書いています。
 このアルバムに収録された作品は、どれもウィーンのブルク劇場で初演されたもの。『ペルーのスペイン人、またはロラの死』は1795年6月13日の初演で、1532年のフランシスコ・ピサロによるインカ帝国の血なまぐさい征服から題材を得た作品です。第3幕と第5幕の序曲は、後に交響曲に転用されたためこの録音では割愛されています。『イオランタ、エルサレムの女王』は1797年4月17日に初演。舞台は1135年のエルサレムで、若い女王に対抗する求婚者たちと攻撃してくるイスラム軍、そしてテンプル騎士団の新たな団長の選出など陰謀渦巻く物語です。『アフメットとゼニード』は1796年10月28日の初演。当時人気のあったトルコ音楽が採り入れられており、オーケストラの編成にはピッコロと、オスマン帝国の歩兵軍団「イェニチェリ」の音楽を表現するのに特徴的なトライアングル、シンバル、バスドラムが用いられた多彩な響きを楽しめます。
 前5作に続き、マレク・シュティレツが指揮するチェコ室内フィルハーモニー管弦楽団の見事な演奏で。(輸入元情報)

【収録情報】
ヴラニツキー:
● 劇音楽『ペルーのスペイン人、またはロラの死』(1795)

 第1幕:序曲
 第2幕:序曲
 第2幕:第2場 行進曲
 第4幕:序曲

● 劇音楽『イオランタ、エルサレムの女王』(1797)
 第1幕:序曲
 第2幕:序曲
 第2幕:葬送行進曲
 第3幕:序曲
 第4幕:序曲

● 劇音楽『アフメットとツェニーデ』(1796)
 第1幕:序曲
 第2幕:奇想的序曲
 第3幕:序曲
 第4幕:序曲
 第4幕:行進曲
 第5幕:序曲

 パルドビツェ・チェコ室内フィルハーモニー管弦楽団
 マレク・シュティレツ
(指揮)

 録音時期:2022年2月21-24日
 録音場所:チェコ、The House of Music Pardubice
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 全て世界初録音
管弦楽作品集 第6集〜舞台作品の序曲、音楽集 マレク・シュティレツ&チェコ室内フィル

CD輸入盤

管弦楽作品集 第6集〜舞台作品の序曲、音楽集 マレク・シュティレツ&チェコ室内フィル

ヴラニツキー、パヴェル(1756-1808)

価格(税込) : ¥2,640

会員価格(税込) : ¥2,297

まとめ買い価格(税込) : ¥1,980

発売日: 2023年07月27日

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