[GENRE :EMO, POP]
爽快感抜群のスウィート・ヴォーカルを武器に、エレクトロを導入した今作のバンド・サウンドは彩り豊か。カラフルなロック路線を貫きつつ、ウォーウォーのコーラス・ワークや長尺のギター・ソロが飛び出すなど、聴く者を外から内から焚きつけるアプローチは磨き抜かれている。歌詞もそうだが、明るく幸せな瞬間を真空パックしたような歌と音の突き抜け具合には、UMBERBROWNらしさが溢れている。聴けば自然と笑みが零れてきそうな楽曲ばかりだ。グッド・メロディの宝庫と言いたくなる好盤。
荒金 良介【ライター】推薦

[GENRE : ROCK]
昨年5月にIKEが声帯ポリープと急性声帯炎を併発しバンドは活動を休止。2015年に入り3枚のシングルをリリースし完全復活を遂げる――そんなバンドの2年間の生き様を克明に音楽にしているのが『4』だ。ラテンなノリのサマー・ナンバーやデュエット・ソング、スカやEDMなど楽曲自体は遊び心に溢れたものが多数収録。過去最高にバンドのグルーヴやうねりが表出し、この4人でなければSPYAIRは成り立たないということを強く印象づける作品に仕上がった。ラスト3曲の流れは感動的だ。
沖 さやこ【ライター】推薦

[GENRE : HEAVY ROCK]
アルバムのリリースから約3ヶ月というスパンで放つ3曲入りのシングル。表題曲は、インパクト抜群の同期音から始まり、ヘヴィで重厚感と疾走感のあるナンバー。Track.2は、さらにストレートで唸るようなヘヴィネスとグロウルが脳天を突き刺してくるかのよう。通常盤のみに収録のTrack.3はバラード・ナンバーで、美しくも悲しげな旋律の余韻が長く残る名曲だ。ラウド・キッズもメタル・ファンも大いに唸らせるであろうthe GazettEの新たなヘヴィネス・サウンドに注目せよ！
KAORU【ライター】推薦

[GENRE :LOUDROCK, ELECTROCORE]
表題曲は“乱気流”という意で、映画のようなドラマティックな幕開けから目まぐるしい曲展開で聴き手を引き込む。エッジ感と抜けのいいメロディの絡み具合もいい。そして、大きな会場で映えそうな合唱コーラスを配した「Die For You」はバラード調の作風で、これまでになかったアプローチも新鮮だ。メロディ・メイカーとしての素質を前面に出した曲調と言える。メンバーが今のDIAWOLFを象徴しているという「Fallen」のダイナミズムも心の奥底に火をつけてくれるかっこ良さ。
荒金 良介【ライター】推薦

[GENRE : DJENT, ELECTROCORE, LOUDROCK]
Djent、エレクトロコアとヴィジュアル系を融合させた、斬新なサウンドを突きつけるFar East Dizainの1stアルバム。Track.2でいきなり超本格Djentサウンドをぶちかましたあとは、和音階＆エレクトロコアというこれまた異色のTrack.4など、規格外のサウンドを様々な形で投げ込んでくる。“極東のデザイン”という意味のバンド名通り、日本からしか生まれえなかったサウンド。そのコンセプトを4人の技量がそれを高い次元で現実のものとして聴かせてくれる。
米沢 彰【ライター】推薦

[GENRE : HEAVY ROCK]
新曲に加え、過去の代表曲をリアレンジした楽曲を収録し、過去と現在を繋ぐことで今のスタンスを明確に提示した内容からは、単なるベスト盤にしたくないという強い意志が汲み取れる。特に5人編成時代の楽曲は新しく生まれ変わり、メロディアスな要素が際立つ演奏やアレンジが施される。それは4人編成になったことで、それぞれの役割分担が大きく変わり、バンドそのものが新次元に突入したことを知らせる。Anzaの剛柔自在の歌唱力はさらに花開き、バンドもそれに沿う最高の演奏を聴かせる。
荒金 良介【ライター】推薦

[GENRE : METAL, LOUDROCK]
遂に完成した1stアルバムはRaglaiaのヘヴィ／エッジ感だけではなく、あらゆる角度に光を当てた奥深き内容に仕上がっている。ゲスト・ミュージシャンの豪華さも今作のポイントで、とりわけ清春が書き下ろした「Remember」は、哀愁を漂わせたスケール感のある曲調で引き込まれる。他にも安井義博（OUTRAGE）、YUHKI（GALNERYUS）、B'zのサポートを務めた経験を持つ黒瀬蛙一&満園庄太郎などが辣腕を振るい、楽曲を力強く底上げしている。バラエティに富む力作だ。
荒金 良介【ライター】推薦

[GENRE :EMO, ROCK, POP]
アッパーなビートで駆け上がっていくイントロに、鋭いギター・フレーズとLuizaの伸びやかな歌声が乗って、サウンドのアクセルを踏み込んでいく表題曲から爽快なシングル。このバンドの魅力は、ポスト・ハードコアやスクリーモの影響を感じさせるサウンドながら、PARAMOREのハングリーなポップ性の高さも、キャッチーな親しみやすさも備えていること。また、Track.2ではモダンな北欧ポップスを感じさせたりと、耳に飛び込む心地良さが美しくデザインされているのも面白い。
吉羽 さおり【ライター】推薦

[GENRE :LOUDROCK, HARD ROCK, POP]
今作でメイドというヴィジュアルとハードなロック路線を押し進め、彼女たちにしか鳴らせないサウンドを確立させている。クールで妖艶な声音で迫る彩姫を主軸に、キャッチーな歌声を猛アピールする小鳩ミクのツイン・ヴォーカル体制で、エッジ際立つヘヴィなギター、ツイン・ペダルを用いたドラムのダイナミズムと、サウンド面でもギャップを狙った演奏が熱い。とりわけヘヴィな起伏を叩きつけるTrack.3、お祭り感のあるフレーズが面白いノリ抜群のTrack.7などバラエティに富んだ楽曲が収録。
荒金 良介【ライター】推薦

[GENRE : PUNK ROCK, ALTERNATIVE]
ニュー・アルバムは過去の作品と比べて、新しい風が吹いたような空気を感じさせる。特に配信7曲で、その都度自分たちのやりたいことを追求できたことも大きいに違いない。作品トータルでは、GEEKSらしいグッド・メロディが全編に散りばめられた仕上がり。また、バンジョーの導入でトラディショナル感は強まり、重厚なコーラス・ワークもうまく溶け合い、シンガロングを誘発させる親密な楽曲が並ぶ。ノスタルジックな色合いを深めながらキラキラした輝きを放つ曲調は、何度聴いても心に沁み込んでくる。
荒金 良介【ライター】推薦

[GENRE : POST HARDCORE, LOUDROCK]
前 シングル『 S O L A R I S 』以前のヘヴィネス一辺倒のイメージから一転、アグレッションは残しながらもフックの 効いたメロディと丁寧な曲展開で聴く者を魅了する新たな境地を切り拓いた。Track.3、Track.4、Track.7を始め、伸びやかで耳に残るクリーン・ヴォーカルとアグレッションの絶妙なバランスに一発でヤラれる。洋楽／邦楽の垣根、ジャンルの壁を取り払い、確固たるオリジナリティを築き上げることに成功したと言っても過言ではない、進化の1枚。
米沢 彰【ライター】推薦

[GENRE : LOUDROCK, MIXTURE ROCK]
メジャーからの第1弾シングルはTVアニメのOPテーマである表題曲に「Yeah!!」と「Fly Away」をカップリング。表題曲と「Yeah!!」ともにキャッチーなメロディとゴリゴリしたサウンドが見事ひとつになり、彼らの魅力をストレートに伝えるロック・ナンバー。メジャーからリリースしようが、アニメの主題歌を歌おうが、ALL OFFはALL OFFということを改めてアピールするという意味で、新たな所信表明と言える1枚。「Fly Away」のファンク・サウンドが新しい。
山口 智男【ライター】推薦

[GENRE : LOUDROCK]
どの曲もポップでキャッチーな魅力に拍車をかけた内容で、ヴォーカルと歌詞がさらに強烈に訴えかけてニヤニヤが止まらない内容。不穏なギター・フレーズが印象的なオープニング曲の歌詞から心の中で激しく膝を打ってしまった。他にもノリ抜群で身体が無意識に動く「だいたいOKです」、猫好きの心情を見事に掬い取った秀逸な歌詞を用いた「猫の惑星」、悪フザケっぷりを爆発させた「ナイスフォロー」など、より振り切った表現で、親密な曲調とコントラストを描く歌詞のシュールさが最高だ。
荒金 良介【ライター】推薦

[GENRE : LOUDROCK, PUNK, SKA, METAL, IRISH MUSIC]
様々な音楽性を巧みに盛り込んだ前作、前々作に比べ、今作は攻撃力が高く勢いがある楽曲が揃う。これぞBDCとも言うべきスカ×メタル×アイリッシュ・パンク調のリード・トラックとなったTrack.2、IRON MAIDENとスカが融合したTrack.5、ヴァイオリンが心地いいTrack.8、レゲエ調のミディアム・ナンバーTrack.12など、濃厚でパワフルな楽曲群。どの楽曲もメンバー全員が歌うというカラフルなヴォーカル・アプローチが反映され、その躍動感も心を高揚させる。
沖 さやこ【ライター】推薦

疾走感でいっぱいのメロコアおよびスカ・パンク・サウンドは、ライヴハウスでモッシュしているキッズをノックアウトするに違いない。そして、日々の喜怒哀楽、誇り、夢を、切ないメロディとともに歌いあげる日本語の歌はライヴハウスに足を運ばないリスナーもきっと虜にするだろう。切れ味鋭い演奏ももちろんだが、やはり歌の力が圧倒的。はっきり歌モノと言える曲がある一方で、メロコアの速いビートやレイドバックしたレゲエのリズムに日本語の歌詞を乗せ、歌モノにしてしまうセンスは彼らならではだ。
山口 智男【ライター】推薦