[GENRE:ROCK, LOUDROCK, ALTERNATIVE]
“普遍的なことしかやってない”とT$UYO$HI（Ba）が語る全6曲収録の今作。冒頭を飾るに相応しい、JESSEが静かに息を吸い、そこから一気に加速するTrack.1、NISSAN X-TRAILのCM使用でも話題のラウドなのに間口の広い「Place of Fire」、そしてNAKA作曲のグランジに振り切ったTrack.5など、流行のサウンドを取り入れつつも、90年代のオルタナティヴ・ロック・サウンドを軸に作られた前作をさらに推し進めた作品。
村岡 俊介（DJ ムラオカ）【激ロック オーガナイザー】推薦

[GENRE:ROCK, LOUDROCK]
セルフ・プロデュースで自分たちのサウンドを追求していたSPYAIRが、新たな風を吹かすべくアレンジャーにMAN WITH A MISSIONなどを手掛ける大島こうすけを迎えた意欲作。シンセやホーンや効果音などが取り入れられた華やかなアレンジ、地に足の着いたドラムが生むダンス・ビート、ヒップホップ的なループが心地よいギターもさることながら、普段サウンドを支えているMOMIKENのベースが動きをつけてグルーヴを牽引しているところは彼らの新境地だ。
沖 さやこ【ライター】推薦

[GENRE:ROCK, METAL]
これまでテーマ縛りのコンセプト作を発表するなど、常に多彩な側面をアピールしながら、進化と深化を刻んできた彼ら。改めて再録された音源や書き下ろしの新曲も収録された内容になっている。歌謡曲風味のメロディアスな作風、洋楽をルーツに持つヘヴィ・メタルのアグレッシヴな部分、どちらかに振り切ったアプローチもあれば、その両極にあるテイストをうまく落とし込んだ曲調もあり、2枚をまとめて一気に聴くと、NoGoDに似たサウンドのアーティストがいないことに改めて気づかされる。
荒金 良介【ライター】推薦

[GENRE:ROCK, ALTERNATIVE, EMO]
もともとラウド／パンク／グランジ／ポップスなど幅広いジャンルを吸収した抜けのいい骨太重厚ロックを鳴らす彼ら。土埃が舞う荒々しいサウンドはそのままに、打ち込みによる上モノも効果的に組み合わせ、唯一無二の曲調をさらに突き詰めたかっこよさ。メロウな歌心が冴えるダンス・ナンバー、英語詞の中にふっと日本語詞を挟み込むセンス、ホーンを導入したカラフルな色彩感、ドラマティックな気分を駆り立てるミドル・テンポのバラード調の作風が揃い、バンドの振れ幅を見せつけた内容。
荒金 良介【ライター】推薦

[GENRE:ROCK, METAL]
8thシングル表題曲は、シンフォニックな美メロに心を奪われる曲調だ。摩天楼オペラらしいドラマティックさと壮大なスケール感を秘めながら、スリリング且つ流麗なギター・ソロも飛び出し、“光りの向こうへ”と連呼する歌詞も印象深い。Track.2はディスコ調の音色が妖しげな光を放つダンサブルなノリがあり、どこか神秘的なムードにも引き込まれてしまう。「蟻の行進」は歌から始まる熱いロック・ナンバーで、ザクザク刻むギター・リフ、中盤以降の意外性のあるアレンジも聴きどころ。
荒金 良介【ライター】推薦

[GENRE:LOUDROCK]
沖縄発の4人 組が前作から半年という短いスパンで3曲入りのニュー・シングルを完成。表題曲はtaama（Vo）の優しい歌声で始まり、ヘヴィなギター・リフが刻まれ、どんどんラウドに加速度を上げ、スクリームやブレイクダウン・パートを設けた仕掛け盛り沢山の起伏に富んだ楽曲。「NO MORE」はシンプルなロックンロール・ナンバーで、曲名を連呼するサビもキャッチー。「Plan C」はド頭から重厚なサウンドを叩きつけ、ポップなメロも練り込んだ疾走感が痛快だ。
荒金 良介【ライター】推薦

[GENRE:LOUDROCK, MIXTURE]
“エクストリームJ-POPバンド”を標榜するヒステリックパニックらしい、ハチャメチャなミクスチャーっぷり全開のタイトル・トラックはライヴで超絶盛り上がること必死のアゲアゲ・パートからガッツリ落とすブレイクダウンまで様々なサウンドが絶妙に組み上げられ、強烈なキャラクターを放っている。一方、カップリングの「Purple Haze」では ワルい感じのミクスチャーで振り幅をしっかりと見せつけ、このシングルはまだ序章に過ぎないことを感じさせる。
米沢 彰【ライター】推薦

[GENRE:MELODIC HARDCORE, SCREEMO, METALCORE, PUNK]
まずこの表題曲がとても興味深い。「LOVE YOU」という曲名通り、ここまで直球なタイトルは今までなかった。初のメッセージ・ソング「EMILY」以降、バンドがさらに覚醒した証かもしれない。深淵なイントロから一気に激しい音像に切り替わり、池田直樹（Vo/Gt）のキャッチーな歌メロが曲を引っ張り、そこにU（Vo）が激高スクリームで追いかける壮絶なナンバー。「僕だけがいない街」はSUM 41を彷彿とさせるポップ・パンク的な曲調で、圧倒的な広がりを見せるサビもいい。
荒金 良介【ライター】推薦

[GENRE :MELODIC PUNK]
今作は、フレッシュな気持ちで前向きに突き進む、現在のHOTSQUALLの勢いが凝縮されているような、全編に渡ってポジティヴでアツい魂のこもった4曲入りのシングル。英語詞と日本語詞の絶妙に混じり合う、彼らならではの曲にも詞にも引っ張られ過ぎないバランス感が心地いい。どの楽曲もシンガロング必至なので、ぜひ聴きこんでライヴに参戦しよう！ 地元千葉で2デイズの野外開催という試みも新しい、主催イベント“ONION ROCK FESTIVAL”にも注目だ！
山本 真由【ライター】推薦

[GENRE:LOUDROCK, SHOCK ROCK]
5人のSCREWが終わりを迎えたことでの“死”と、そこからの“再生”を『昏睡』と『覚醒』という連作のコンセプト・アルバムで描くとのことだ。『昏睡』は死を匂わせた作品ゆえか、黒を彷彿とさせるシックでダークなサウンド。ギターも重く、ドラムも緩急を効かせて楽曲ごとにアプローチを変えるなど、ベーシストの不在を一切感じさせない。メロディが立ったラウド・ナンバーから、ラストのピアノを入れた美しく切ないバラードまで、死から息を吹き返す瞬間を封じ込めたような生命力に溢れた作品。
沖 さやこ【ライター】推薦

[GENRE:LOUDROCK]
“東京ラウド・シーンの最終兵器”と謳われるサバプロことSurvive Said The Prophetが満を持して、自身初の全国流通作品をリリース。儚げなピアノの音色がループするイントロから壮大なラスト・ナンバーまで、メタルコアを基調にダンサブルなポップ・ナンバーやバラードも交えながらバンドの魅力を全8曲に凝縮。激しいスクリームとファルセットを使いわけるヴォーカルもさることながら、演奏陣によるテクニカルなプレイはバンド・キッズからも注目されそうだ。
山口 智男【ライター】推薦

[GENRE:METALCORE, HARDCORE]
THE BLACK DAHLIA MURDERやUNEARTHなど海外のビッグ・アーティストとの共演も果たした彼らが、満を持して初の全国流通盤をリリース。全編を通してスピード感ある目まぐるしい展開が印象深いが、サウンド・メイキングは機械的で冷たい空気感を纏う。そのイメージは、各楽器隊の正確無比な超絶プレイによるものだろう。Saimotic（Vo）の空間を切り裂くような鬼気迫るスクリームとトリプル・ギターの音圧は容赦なく耳に襲い掛かり、5曲入りとはいえ聴き応えは十分。
小林 詩央里【ライター】推薦

[GENRE:METAL]
RAMI（Vo／ex-Aldious）をフロントに、K-A-Z（Sads）がプロデューサー兼ギタリストで参加し、ドラマーにはBAT CAVEのYOUTH-K!!!、ベースに数多くのサポートをこなすERYを迎えた男女混合バンド。ハイトーンを軸に多彩な表現力を見せるRAMIの麗しい歌声を主軸に、エッジ際立つギター、ボトムを支えるドラムの熱量もかなりのもの。透明感のある壮大なメロディ・ライン、微に入り細にわたるアレンジと展開の読めないスリリングな曲調で聴く者を惹きつける。
荒金 良介【ライター】推薦