伝説のデトロイト産インディー・ジャズ・レーベル、TRIBEに所属したアーティストを若手がサポートし、あの、CARL CRAIGがプロデュースした話題性抜群の１枚。INNERZONE ORCHESTRA-DETROIT EXPERIENCEを経て、更にオーガニックなサウンドへシフトしたテクノの先駆者が、今あるべきジャズの形を提案。ドラムとベースの音色／音圧は、２０００年代制作の賜物。デトロイトの過去と現在が融合。

２枚組のアナログをリリースし、DJの間では、テクノ／ヒップ・ホップ／ジャズとジャンルを越えた高い評価でSOLD OUTが続出したANDRESの2nd アルバムが遂にCD化。デトロイト特有のサンプリング・センスとリエディット感、そしてミニマルでヒプノティックなグルーヴを武器に、時にブラジル音楽までへも触手を伸ばすその音楽性に脱帽。

DJ SPINNAの最新MIX CDがリリース。テーマは、"BOOGIE"。所謂朝方にプレイされるダンス・クラシックスではなく、次世代のディスコとして、アンダーグラウンドなBOOGIEを強力にプッシュしている。ヒップ・ホップとハウスの間を自由に往来するDJ SPINNAだけに、レア・グルーヴのコレクターからも支持されるであろうファンクなBOOGIEが目白押しだ。DAM-FUNKのファンなんかにもオススメ。

GILLES PETERSONとSOUL JAZZ RECORDSのSTWARTBAKERが共同で監修したスピリチュアル・ジャズのカバー・アート集"FREEDOM RHYTHM&SOUND"の何とCDヴァージョンが登場！この企画、画期的ですねー。ジャケの格好良さもさる事ながら、音の方も、勿論激ヤバです。クラブ・ジャズとは名ばかりのインストのポップスが氾濫する中、こうしたディープな作品のリリース、大歓迎です！！

『FREEDOMRHYTHEM&SOUND』をリリースしたSOUL JAZZ RECORDSは、こんなコンピもリリースしています。７０年代ブラック・ムービーの代表曲を取り揃えた極上のライン・アップは、ビギナーからマニアまでを魅了する事でしょう。何が凄いって、その歴史と政治的意味を解説した（資料写真も充実）１００ページのブックレット付き。音楽不況が深刻化する中、彼等、考えてますよ。ステッカーも付いてますからね。これからは、こういう事でないとCDをリリースする意味がないのかもしれません。