衝撃のジャズ・コンピ、"BLUE BOSSA"から、早いもので、24年。GILLES PETERSONが手掛けるBLUE NOTE音源の編集盤が再び、日本のEMIからリリースされた。今年は、TALKIN' LOUDレーベル設立から２０周年という事で、改めて注目を集めるGILLESだけど、これは彼の"ジャズ"への愛が込められた一枚。ちなみに、僕は、曲順を完全に変えて楽しんでます。そこで、また意外な発見が・・・。

2010年に入って毎月リリースを重ねる奇才、MADLIBのジャズ・プロジェクトが登場。ジャズのレジェンド達に捧げられた珠玉のカバー＋オリジナル。決して、ダンスを前提にした音楽じゃないけれど、ノレます＆ハマります。だってジャズってもともとそういうもんだしね。あー、ライヴが観てみたい！HIP HOPの人にこんなの作られたら困るな（苦笑）。フェス好きから、カフェ好きまでをも取り込む傑作！！

MOODY MANNことKENNY DIXON JR.監修のコンピレーションが再入荷。現代のソウル・ミュージックがぎっしりと詰まった名盤です。カッティング・エッジにして、メロディアス。流石のセレクション。これ、５年前の作品なんですよね。全然、色褪せてないし！ちなみに、僕のソロ・アルバム『UNITED　LEGENDS』に参加してくれたPIRAHNAHEADとDIVINITIの楽曲も収録されてます。デトロイト・テクノのファンんのみならず、全てのブラック・ミュージック・ラバーにお薦めします。一家に一枚!!

TALKIN' LOUDの２０周年に、BLUE NOTEの編集盤。そして、この人気シリーズの第５弾のリリースというまさに八面六臂の大活躍。GILLESのアクティビティーには、驚かされるばかり。しかも、モダン・ジャズ〜アシッド・ジャズ〜現代のビートまで、あらゆる時代を網羅するその守備範囲の広さは、大したもんだと思う。今回も、決してメジャーなものじゃないけれど、素晴らしい曲が揃ってます。誰にも真似できないセレクトです。

ここ数年、俄然注目を集めるアフロ・ビート。何とNYでは、フェラ・クティのミュージカルが大盛況だとか！新旧のミュージシャンによる精力的なリリースが続く中、究極のコンピレーションが発売されました。フェラ・クティの名曲のリメイク、そして、ナイジェリア、ガーナ、カリブはトリニダード産のレア&未発表音源までを収録。CDケースのブックレット仕様からもその気合いの入れ方が伝わって来ます。